「第二新卒とはどんな意味?」など、第二新卒の意味について解説。あなたの「初めての転職」を成功させるノウハウをお伝えします!
20代の皆さん、さまざまな転職サイトや企業の採用サイト上で「第二新卒」という言葉を目にしたことはありませんか?
若手向けの求人であることは理解できても、実際にどんな人が第二新卒求人に応募することができるのか、また詳しいメリットやデメリットをきちんと理解していますか?
ここでは、第二新卒の定義や、第二新卒求人に応募することのメリットとデメリットをご紹介いたします。
第二新卒とは?その意味
第二新卒とは?
第二新卒の明確な定義はない
実は「第二新卒とはこういう意味だ」という明確な定義はありません。企業や転職サイトによっても異なり、社会人経験年数が4年を超えると一般の転職者とみなすケースや、卒業後5年以内までは第二新卒として扱う企業もあるようです。
また、あるコンサルティング会社の事例として、社会人経験年数5年を超えた候補者に対しては、第二新卒として採用されるか、それとも一般の転職者として採用するかを面接の場で本人と話し合いながら決める、というケースも聞かれました。
第二新卒が注目されている
そもそもここ数年はアベノミクスによる好景気により人手不足が続いています。新卒採用も年々大変になってきており、採用目標を達成できない企業もあります。人手不足に加え新卒社員の獲得も非常に難しくなっているのが現状です。一方新卒社員の3割は3年以内に辞めると言われており、なかなか会社に定着してくれません。

中小企業だけでなく大手企業も第二新卒に注目
第二新卒や既卒に注目しているのは中小企業だけではありません。大手企業でも同様で例えばこういった大企業が第二新卒採用を初めたといったニュースがいくつもあります。
- 第二新卒、大手各社が熱い視線 『三菱電機』第二新卒採用開始 『博報堂』は採用数2倍
- 『三井住友銀』、第二新卒を採用 10月入行の総合職で20~30人
- 『カルビー』、卒業後5年以内を「既卒採用」多様な人材求める
- 『ヤフー』、新卒一括採用を廃止 30歳未満は通年 1年で300人程度
新卒求人へ既卒3年枠で潜り込むことは非常に難しいです。新卒のプラチナチケットが使えなくなったとしても、人生が終わったわけではありません。むしろこれから、はじまったばかりです。
「卒業3年以内を新卒枠」はリクナビ・マイナビ上では実質機能していない
既卒3年以内は新卒枠で応募受付をするよう政府から提言がなされています(3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!)。が、リクナビ・マイナビの求人数からもわかるように実質機能していません。
既卒・フリーター・第二新卒に特化した転職エージェントの株式会社UZUZが2017年3月に「既卒として就活経験のある20代に実施した就活実態の調査」によると、
現在3年以内の既卒者は新卒枠で応募可能ではありますが、
- エントリー可能な求人数が減った(男性26.9%、女性28.6%)
- エントリー可能な業界の種類が減った(男性17.3%、女性23.8%)

まとめ
第二新卒に二度目はありませんので、職を探す際にはより慎重になる必要があります。
とは言え、上手に利用すれば諦めかけていた憧れの会社に入社することも夢ではなくなります。
しっかり情報収集して、良い転職活動ができるようがんばってください!
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