第二新卒の転職に最も有利な時期はいつ?

新卒時の就職活動では、エントリー開始から内定・入社の時期まで、大体のスケジュールがどの企業も横並びで決まっていました。

しかし第二新卒の募集に関しては通年募集している企業も多く、いつ頃履歴書を提出して選考をはじめればよいか悩むものです。
エントリーの時期が決まっていないということは、いつ転職するかを戦略立てて考えることによって、選考が始まる前からライバルに一歩差をつけることが可能になります。

ここでは、第二新卒の募集にいつ応募すべきかを考えるポイントをご紹介します。

目次

応募企業の忙しい時期や、ビジネスの特徴を考慮する

ほとんどの企業は、1年を通じて忙しい時期とそうでない時期とが存在します。
例えば小売業であれば、一般的に最も忙しいと考えられるのは年末年始、または夏のボーナス時期です。
ホテルなどのサービス業の場合、GWやお盆、年末年始が最も忙しいと考えられます

忙しい時期に向けて人員を増やすのは、企業として当たり前のことです。
その忙しい時期にぴったり入社できるように応募する…のでは、うまくいきません。

第二新卒はポテンシャルを評価されて採用されるものであり、企業内である程度の研修を受けてから現場に送り出されると考えられます。
そのため、忙しくなる時期の3か月前くらいに入社できるよう応募し、入社後に2〜3か月研修を受けて繁忙期を迎えるようにするのが最も賢い選択と言えるでしょう。

また1年の動きによる変動に加えて、新規ビジネスが立ち上がっている時期などは社内の異動も多くなり、採用へのニーズが活性化される可能性が高くなります。

働きたい憧れの会社がある場合は、日頃からニュースや企業のWebサイトを見て企業の研究を怠らないようにしましょう。

人事部の忙しい時期を見極める

ポイント1では企業の忙しさをチェックすることについて言及しましたが、同時に人事部の忙しさも考慮することが重要です。
なぜならば人事部が忙しい時期は、採用に時間をかけている余裕がない可能性が高いからです。

一般的に、新入社員の入社準備と入社後のケアに加え、昇進・昇格・異動の対応に追われる3〜4月の人事部は、戦場の如く忙しい毎日が続きます。
そんな時に履歴書を送ったとしても、きちんと読んでくれるかどうかも怪しいかも知れません。

また9〜10月頃も昇進・昇格・異動の時期であるため、応募には適さないでしょう。
企業の規模が小さく人事労務全般を少ない人数で回している会社の場合は、給与計算と採用・育成を一人の担当者が行っている可能性もあります。
その場合は、ボーナス時期にあたる6・12月も忙しい時期のひとつです。

まとめると、人事部の仕事のサイクルを考慮すると下記の時期は避けた方が無難と言えそうです。

3〜4月、6月、9〜10月、12月

新入社員と同時期に入社できるよう応募する

先にも述べた通り、第二新卒はポテンシャルを見込んで採用されることがほとんどであり、企業としては入社後にある程度の教育を施してから現場に配属したいと考えます。

新入社員と同時期に入社してくれれば、教育は新入社員と一緒に行うことができるため、企業の人事部にとっても手間が省けて好ましいはずです。

そのため、新入社員と同時期に入社できるようなスケジュールで応募すると、企業からは「採用しやすい」と思ってもらえるかも知れません。

ほとんどの新入社員の入社時期である4月入社を目指すため、またポイント2の人事部の忙しい時期を考慮すると、早ければ11月くらいから応募し、1次面接、年明けに2次面接を受けて4月入社を果たすというのが、綺麗なスケジュールになります。

また最近は留学生向けに10月入社を設定している会社も少なくありません。

この場合は6月頃に応募を行い、7・8月にそれぞれ面接を受けて10月入社をする、ということが考えられるでしょう。

一番良いタイミングは、転職を決意したその時

これまで企業のビジネスの特徴や、人事部の仕事の波、また入社後のトレーニングの時期を考慮することの重要性について見てきました。

これらのポイントを押さえることで、選考がスムーズにいったり、入社後に会社になじみやすくなったりする確率が上がることは間違いないでしょう。

しかし、第二新卒の転職に最も適した時期は?と聞かれたら、その答えはおそらく「決意したその時」でしょう。

転職活動を行うためにはある程度のエネルギーが必要ですし、またポテンシャルを重視される面接においては、どれだけその企業に入りたいかを熱を込めて語れるかどうかが重要になります。

そのため、「今この企業に入りたいんだ!」という思いを持つことは、小手先の技術を駆使することよりもはるかに重要なことです。思い立ったが吉日という言葉があるように、転職を決意したならば、その場ですぐに行動を起こすようにしましょう。

まとめ

以上第二新卒が転職に適した時期を見てきました。

適した時期を見極めるためには、入りたい会社のビジネスの特徴を考えることや、人事部の1年の動きを考慮することが有効です。

そして何より、あなたが転職したいと思ったその瞬間を大事にすることが重要でしょう。

社会人になったら 「マイナビエージェント」

就活で良く使ったマイナビの転職版!「マイナビエージェント」。業界職種に精通したキャリアアドバイザーからの転職活動アドバイスや転職ノウハウなどのサポートが無料で受けられます!。

関東エリアの求人を網羅!東京・神奈川・埼玉・千葉における優良企業の求人が豊富!20~30代に転職サポートに強い!人事&採用担当との太いパイプ!応募書類の準備から面接対策まで、親身な転職サポート!

マイナビの第二新卒・既卒版 「マイナビジョブ20's」

第二新卒向けで一番おすすめマイナビジョブ20's。就活のときに使ったマイナビと違い、こちらは20代専門。転職エージェントなので、自分で求人を探し応募するのではなく、あなた専任のキャリアアドバイザーが、書類準備から面接対策、ビジネスマナーの確認まで細かくケア。さらに求人の紹介や応募、面接官からの生の感想を教えてくれたり、内定後は聞きづらい給与交渉までしてくれます。

リクナビの第二新卒・既卒版 「リクナビNEXT」

就活のときに使ったリクナビの転職用サイトです。これは転職エージェントではなく、転職サイトなので求人を検索して自分から応募するタイプのサイト。リクナビの第二新卒・既卒可よりもこちらのほうが求人数もぐっと多くなります。また、転職エージェントと違い、転職サイトはスカウト登録や希望条件を登録して、あなたのペースで待ちの転職活動を進められます。じっくり自分で選んで活動したい方におすすめです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1000名をこえる紹介成功実績を誇る現役転職エージェント。エビデンスや経験にもとづくリアルな転職ノウハウや本当の情報をお届けします。

コメント

コメントする

目次