Fラン卒の低学歴、入社3年以内に辞めてしまった第二新卒という逆境をはねのけて大手企業に転職を成功させる猛者達がいます。彼らにはいったいどんな秘密があるのでしょうか?
ブラックな弱小不動産会社からテレビCMも放映されている「大手不動産仲介サイトを運営する企業L」へ転職を成功させたYさん(26歳・男性)へのインタビューをしました。
- Fラン卒で学歴に自信がないけれど有名大手企業へ転職したいあなた
- 今の会社に不満があり転職しようか悩んでいる第二新卒世代のあなた
- 運悪くブラック企業に入社し日々死ぬか生きるかギリギリの所で消耗しているあなた
そんな、あなたが現状を打破するヒントを聞き出しています。
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Yさんはこんな人
Yさん(26歳・男性)
- 仕事:不動産仲介の営業 ⇒ 大手不動産仲介サイトを運営する企業L
- 年収:200万円⇒400万円
- 転職活動期間:約3ヶ月
就活サボってバイト三昧の結果、無事ブラック企業へ内定
――転職する前の、会社や仕事について教えてください
私はFラン大学生で、就活もせずにバイトばかりしていました。結局4年生の12月頃に焦りながら就活をはじめ、なんとか潜り込めたのが不動産仲介の営業でした。
――待遇はどうでしたか?
私が入った賃貸営業は、とにかく成績ありき。完全歩合制なので、収入がまったく安定しません。成績が悪ければ月収5万円ということも…。
――かなり厳しかったんですね。会社の規模はどれくらいでしたか?
社員も10名しかいません。当時は働くってこんなものかと思っていたのですが、今考えると完全なブラック企業でしたね。
――ブラック企業ですか…、労働時間はどうでした? 休めてましたか?
月に1度休めるかどうか、休日は年に10日ほどしかありませんでした。仕事も毎日深夜まで続きました。しかも残業代などは出ません。成果が出なければその努力も無駄です。
売り上げ締め日に数字が届いていなければ自分のお金で補てんするということもザラで、このままでは未来は絶対にないと思って転職を模索しました。
大手不動産仲介サイトを運営する企業Lでの面接
――大手企業へ転職できた理由はなんだったと思いますか?
セールストークが上手になったんです。
都合の悪いことを隠しながら良いことを膨らませてしゃべるテクニックが自然と身についたんです。転職活動の面接もなんの心配もない状態でした。
――転職活動ではどんな企業をねらっていましたか?
転職先はもっとまともな不動産会社、もしくは不動産に関連する何かと考えていましたが、その中に誰もが知っている不動産サイトを運営する今の会社がありました。
――面接はどうでしたか?
私は不動産会社の裏の事情もよく知っていました。賃貸仲介業者の立場から不動産広告や不動産サイトについて話をすると面接官も喜んでくれました。反応が良かったですね。そのネタを面接で話したことでこの会社が求めていた人材と認められたのだと思います。
またブラック企業を耐え抜いた経験も簡単には辞めない人間だと思われたのかもしれません。
――企業の裏事情などありますか?
私が転職に成功した企業Lは、不動産を扱うとはいえ社員の半数以上がITエンジニア。ITに強い人材はたくさんいるのですが、逆に泥臭い不動産営業経験のある、私のような人材は少なかったのです。
私が入社するときには鳴り物入りの即戦力という扱いになっていましたね。
テレビCMを放送しているような大手企業に入った結果
――まんまと大手企業にもぐりこんだ結果、周りの変化などありましたか?
テレビでCMをやっているような会社でもあるので地元の友人に会う時も堂々と自分の会社名を言えるようになりました。
――待遇面の変化は?
今まではお金もなかったですし、休みがほとんど取れなかったので彼女を作る余裕などまったくありませんでした。
しかし休みも取れ、収入も安定したことで自分の中でも女の子と遊ぶ余裕が生まれましたし、社内に若い女性社員も多いので彼女も作ることができました。
まとめ『ブラック企業に入ってしまったとしても腐らずに学び続けよう』
Yさんがすごいのはブラック企業に入ってしまったとしても悲観せず仕事を真面目にこなし最低の環境の中で学び続けたことです。
ブラック企業に騙されて入社してしまい、死んだ目で全てを諦めてしまう人は多く、ときには自殺にまで追い込まれることもあります。
しかし、Yさんのようにブラック企業経験からも得ることは多いのです。
転職があたりまえになった現代。年金もあてにできないため私たちは老人になっても働く必要があります。何歳になってもどんな状況や環境でも新しい事を学び続け、スキルアップすることが必要です。
Yさんのように悲観せず、次の環境に活かせることを学び、より良い環境へステップアップしましょう。
より良い会社へ転職するチャンスはいつだってあります!
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