こちらもおすすめ
[article id=”596″ cat_name=”1″ layout=”list” ]
電子書籍に押され…厳しくなる一方の印刷業界に絶望しました(印刷会社 営業/男性:新卒3年目)
新卒で印刷業者に就職しました。
本が好きだったので、編集など本にかかわる仕事がしたかったのですが、内定を得られたのがここだけという事情もあり印刷業者への就職となりました。印刷業者も、遠回りだけど本づくりに関連しているかなと思ったんです。
でも入ってみてわかったんですが、中小規模の印刷業者ではかなり厳しい状況でした。
ただでさえ本が売れないという時代です。電子書籍などにとってかわられるようになってきており、各種印刷物もデータで出すことが多くなっていて、大手でも苦戦しているようでした。中小企業の会社では尚更です。
私は印刷の行程に携わりたかったのに、営業ばかりというのも不満でした。
印刷物からデータに変えた既存顧客はほとんど戻ってくれませんし、新規顧客を探すのもかなり難しく、ネット印刷などに活路を見出すべきではと思っていました。
でも「前例がない」と、危機感なく動こうともしない会社の姿勢にも嫌気がさしてきました。
最終的には先行き不透明さと、結婚をきっかけに3年4ヶ月で退職してしまいました。
業績が下がる中でも、事なかれ主義・長々と会議をするも何もきまらず社員の意識も変わらなかった(大手都市ガスの下請け工事会社 営業/新卒3年目 )
プロパンガスを使用している一般家庭に、都市ガスおよび都市ガスへの切り替えのための工事を販売する飛び込み営業をやっていました。
営業職なので当然成約件数を上げることに重点を置くのですが、その会社は昔ながらの年功序列と事なかれ主義が蔓延している昭和スタイルの会社でしたので、どれだけ先輩よりも営業件数が勝っていようと給料は勤続年数が長い人間のほうが圧倒的に高いという会社でした。
また、親会社が誰でも聞いたことのある某大手都市ガス事業者ですので仕事は黙っていてもそこから発注されるという独占企業にありがちな事なかれ主義が蔓延している会社でした。
そのような職場だったので案の定私が入社してから3年目くらいに前よりも業績が怪しくなってきているのではないかという話を小耳に挟み、6年目くらいには賞与がついに出なくなるという事態に至りました。
はっきりと会社がそう口にしたわけではないですが、実はその少し前から親会社の発注する仕事だけではやっていけないという話が出ていて、各営業所の管理職を集めて別の事業に参入しようという会議が本社で定期的に開かれるようになっていました。
しかし、数年間行った会議では何も決まらず、従業員の意識も変わったようには見えず段々と雲行きが怪しくなっていきました。
また、この段階で先ほどの賞与が無くなるといったことや一部残業代が出なくなるという自身の給与面での待遇にもはっきりと影響が出てきていたので退職を決意しました。
起死回生をねらった自己満足な新規事業が大爆死しました(英会話スクール 営業/女性:新卒2年目)
顧客サービス1本でやってきた会社でしたが、事業拡大を狙い、部署の新設を社内に大々的にアナウンス。「いったい誰に需要があるんだろう?」というような新規事業がはじまることになりました。
新規事業のために、飛行機で移動する距離の転勤をする社員もいました。
盛大な人事異動の後、もっともらしい新設の理由を並べた社内報を見て、幹部の「何か爪痕を残したい」気持ちが読み取れました。「なにかが怪しい…」と思いました。
新事業はスタートしました。新規事業のプロモーションや関連業務も他部署にもどんどん降ってきました。
しかし、クライアントへの周知も上手くいかず、大量に刷ったチラシも減りません。
そして、知らいない間にこっそりとその部署は解体されました。飛行機の距離の転勤をした社員も、いつの間にか辞めていきました。残った社員への理由説明もありませんでした。
現場の社員も再度クライアントに事業撤退の説明を行うなどの仕事が増え、普段の業務にも影響しました。
もちろん業績は悪化し、もともと少ないボーナスがさらに少なくなる始末。在職している社員への優しさもありませんでした。
さらに優秀な社員から続々と退職していくのを見て「この会社やばいわ」と感じ、退職しました。
コメント